フェンスの選び方
2026.02.08 UP
フェンスの素材ごとの個性を知ろう

お庭のプライバシーを守ったり、敷地の境界を優しく区切ったり。
フェンスは、お庭の印象を大きく左右する大切な存在です。
ただ、私たちの住む青森では、デザインだけで選ぶわけにはいきません。
厳しい冬の雪、湿気、そして夏の日差し。
それらに耐えながら、長く使っていただけるものを選んでいただきたいと思います。
ここでは、プロの視点から「木材」「アルミ」「樹脂」それぞれの素材が持つ個性と、
メリット・デメリットを正直にお伝えします。
1. 木材(天然木)


~自然な温もりと、経年変化を楽しむ~
植物との相性が最も良く、お庭に柔らかな表情を与えてくれるのが天然木です。
木材といっても、大きく分けて「ソフトウッド(針葉樹)」と「ハードウッド(広葉樹)」があり、
それぞれ特徴が異なります。
ソフトウッド(針葉樹)
杉やヒバ、レッドシダーなどがこれにあたります。
加工しやすく、コストを抑えられるのが魅力です。
よくホームセンターで販売されている、2×4材は基本的は屋外用途で使いません。
- プロのおすすめポイント 雪国において、実は「雪に強い」のがこの木製フェンスです。板の厚みを調整することで、雪の重みや圧力に耐える、非常に堅固な作りが可能です。
- メリット
- 板厚を厚くすることで強度が出せる。
- 価格が比較的安価。
- デメリット
- 腐食しやすいため、定期的な防腐塗装が欠かせません。
- メンテナンスの手間を考慮する必要があります。
広葉樹(ハードウッド)
ウリンやイペなど、非常に硬く密度の高い木材です。
- プロのおすすめポイント 耐久性がずば抜けて高く、基本的に塗装などのメンテナンスが必要ありません。「木がいいけれど、手入れは大変…」という方におすすめです。
- メリット
- 非常に丈夫で長持ちする。
- 塗装メンテナンスがほぼ不要。
- 時が経つにつれてシルバーグレー(銀白色)へと変化し、自然な風合いを楽しめる。そこが気になるときは、塗装ももちろん出来ます。
- デメリット
- 針葉樹や他の素材に比べ、価格が高くなる。
- 【経年変化について】 どうしても色は褪せてきます。綺麗な茶色を保ちたい場合は塗装が必要ですが、草花に囲まれたお庭なら、塗装せず自然に朽ちていく風合いもまた、素敵だと思います。
2. アルミ

~最もポピュラーで、機能的~
街中で一番よく見かけるのがアルミフェンスです。工業製品ならではの安定した品質と、デザインの豊富さが魅力です。
- プロのおすすめポイント やはり「メンテナンスフリー」であることは大きな強みです。モダンな住宅から和風のお家まで、デザインの選択肢も豊富で経済的です。
- メリット
- 腐食やサビに強く、塗装などの手入れが不要。
- デザインや色が豊富で、価格帯も幅広く選びやすい。
- デメリット
- 雪国での注意点: 上からの荷重に弱い傾向があります。特に低いフェンスの場合、雪に埋もれて潰されてしまうことがあるため、補強が必要です。
- ユニット式が多く、板1枚が曲がっても、全部交換になってしまいます。
3. 樹脂(人工木)

~木目の美しさと、自由な加工性~
最近、非常に人気が高まっている素材です。
木粉と樹脂を混ぜ合わせたものなどは、見た目もかなり天然木に近づいています。
- プロのおすすめポイント 「アルミのような耐久性」と「木材のような加工のしやすさ」を併せ持っています。アルミでは対応しきれない細かな隙間や形状にも、自由自在に合わせて加工できるのがメリットです。
- メリット
- 腐る心配がなく、メンテナンスがほぼ不要。
- リアルな木質感があり、デザイン性が高い。
- 現場に合わせてカットしたり、調整したりしやすい。
- デメリット
- 熱による伸縮: 夏場の高温で素材が少し伸び縮みします。そのため、施工時は左右どちらかを固定せず「フリー(遊び)」の状態にします。
- 雪国での注意点: その「フリー」の状態があだとなり、冬場に横からの雪の圧力で板が外れてしまうことがあります。ただ、外れただけですので、春になれば簡単にはめ直して元に戻せます。
最後に
どの素材にも「良いところ」と「苦手なところ」があります。
「しっかりと目隠しをしたい」
「植物と自然な感じにデザインしたい」
「庭いじりと一緒にフェンスの塗装も楽しみたい」
「とにかく丈夫なものがいい」
「隣地への落雪防止の柵として使いたい」
お客様のライフスタイルによって、ベストな選択は変わります。
迷われた際は、ぜひグリーンフォレストにご相談ください。
雪国の暮らしを知り尽くした私たちが、
あなたのお庭にぴったりのフェンスをご提案いたします。