フェンスで隣地への落雪を防ぐ
2026.02.08 UP
フェンスには隣地への落雪を防ぐ効果もあります

外構やお庭の計画を立てる際、「フェンス」と聞くと、
まずは「目隠し」や「プライバシーの確保」をイメージされる方が多いのではないでしょうか。
もちろん、それも大切な役割です。
でも、私たち雪国・青森の暮らしにおいては、もうひとつ、とても大きな役割があるんです。
それは、「隣地への落雪を防ぎ、ご近所トラブルを未然に防ぐ」こと。
今回は、夏は快適に、冬は安心をもたらしてくれる、
雪国のフェンス事情についてお話ししたいと思います。
「無落雪屋根」でも油断できない、「雪庇(せっぴ)」の悩み
最近のお住まいは、屋根の雪下ろしが不要な「無落雪住宅」が多いです。
勾配屋根に比べると落雪が少なく便利なのですが、
それでも完全に雪の悩みから解放されるわけではありません。
厄介なのが、屋根の縁に張り出してくる「雪庇(せっぴ)」で、
無落雪屋根の方が大きくなる傾向があります。
風向きの影響で、特に建物の東側には大きな雪庇ができやすくなります。
理想を言えば、軒先から隣地境界線まで1.5メートルほど離すことができれば安心なのですが、
住宅事情や敷地の形状によっては、そこまでの余白を取るのが難しいケースも多いと思います。
大雪の年は、高さ1mを越える雪庇が、1m以上も屋根からせり出してきます。
その大きな雪庇が一気に落ちてしまったら……。
雪が隣の敷地へ飛び散ってしまうだけでなく、
お車を壊したり、建物や室外機を壊してしまう・・・
そんなトラブルも近年多いです。
そんな「もしも」の事態を防ぐために、
高めのフェンスを設置するという選択肢があります。
フェンスが果たす「2つの役割」
境界にしっかりとしたフェンスを設けることで、
落下した雪が隣地へ流れ込むのを物理的に防ぐことができます。
これにより、隣地への被害をほとんど無くすことが可能です。
夏場は視線を遮り、プライバシーを確保して、お庭での時間をリラックスできるものにする。
冬場は隣地への落雪や雪の飛び散りを防ぎ、ご近所へのマナーを守る「壁」となる。
その様なフェンスの役割をしっかりと活用して、夏も冬も快適な暮らしを手に入れてみてください。
大型の鉄骨フェンスについて
お客様から、
「鉄骨で組んだ4メートル以上の背の高いフェンス(防雪柵)は作れますか?」
というお問い合わせをいただくことがあります。
大変申し訳ございませんが、
鉄骨造の大型フェンスにつきましては、当社では取り扱いしておりません。
まとめ
フェンスは単なる「囲い」ではなく、雪国で暮らす私たちにとって、
夏も冬も、隣地と適度な距離を保つ、
お互いに気持ちよく過ごすため便利な存在です。
「雪の処理、どうしようかな?」と迷われている方は、
ぜひ冬の間の安心も考えた外構づくりを検討してみてください。